4. caspase-8はneuroblastomaの転移抑制に関与するがん抑制遺伝子産物である
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caspase-8が存在しないと、デスレセプターを介するアポトーシスが誘導されないために、neuroblastomaが発症すると考えることが可能であった ところが、caspase-8の欠損がneuroblastomaの転移の時期に引き起こされること、caspase-8をneuroblastomaに戻してやるとin vivoの転移能が失われることが新たに報告された その理由として、caspase-8がインテグリン誘導アポトーシスに関与し、インテグリンを介する接着を断たれたneuroblastoma(転移にはインテグリンによる接着を絶ち切ることが必要)がアポトーシスに陥らないことが示唆されている caspase-8ががん抑制に機能する分子機構については、まだ議論の余地があると考えられるが、caspase-8がneuroblastomaの転移を抑制することによりがん抑制遺伝子として働くことが示された